沖縄の不都合な裏事情

沖縄はなぜ本土と感覚が違うのか?沖縄が好きになり、移住する人も数年で帰っていくのは、双方が相手の現状や立場を理解していないからだ。

米軍基地問題

米軍属うるま市強姦殺人事件から見えるもの

更新日:

2016年4月、うるま市で発生した在日米軍属(元海兵隊員)による強姦殺人および死体遺棄事件が起こり、非常に大きな問題となっている。

これに対し、沖縄県民(ナイチャーを除く)は大きな怒りを覚えている事は言うまでもないが、なぜか在日米軍基地問題とつなぎあわせて考える者が多くいるのが不思議でならない。

 

観光のアメリカ人と在日米軍・軍属は全く異なる人々

日本は世界的に見ても物価の高い国で、観光で来るとなれば、かなりの出費が必要でおいそれと簡単に来れる場所ではない。

日本人が東南アジアに旅行するのと、アメリカに旅行をするのとの違いを考えれば容易に理解できるのではないだろうか。

同様に、日本の反対側に位置するアメリカから日本を旅行するアメリカ人にとっても日本は遠く離れた場所で、簡単に訪れることはできず、日本旅行をするならばそれなりの金銭の余裕がある者、高い金を支払ってでも日本に訪れたいと思う者以外には非常に敷居の高い国と言って良い。

日本を旅行している欧米人に会うと、他国の文化や風習を理解しようと考え、それが態度に表れている人が多いのだが、それは金銭的に余裕のある一定以上の生活レベル、教養を持っている人しか来れないからだ。

実際、誰でも行ける物価の安い国に行ってみれば分かるだろうが、東南アジアを旅行している欧米人は非常に民度の低い態度の悪い輩が多いことが目につく。

では、在日米軍基地に駐留している軍人・軍属はどうだろうか?彼らは日本に来たくて来たわけではなく、命令で仕方なく来ているだけだという事を理解しなくてはいけない。

アメリカ人という人種で同列に括ってはいけない。

 

道端で頭を下げる米兵の胡散臭さ

ツイッターに在日米兵・軍属とみられる人達がプラカードを持ち、レイプ殺人について頭を下げているという物が紹介されていた。

これを見て、「アメリカ人が申し訳なく思っている」「同じアメリカ人というだけで彼らに責任はない」「こういう事をしてくれてありがたい」という薄っぺらな感想を書いている者が多くいるが、これらの画像を見てそう思えるのは、日本人がアメリカ人同様薄っぺらい民族に成り下がっているからと言えないだろうか。

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もし、同じアメリカ人として謝罪をするのであれば、短パンに半袖、サンダルでこういう活動はしないし、笑顔で行進したりできないし、頭を下げるのであればサングラスは外すべきだ。

もし、日本人がこれと同様の事をする時には確実にこの様な格好で行ったりしないし、もしこの様な格好で行動したら必ず他の日本人に叩かれるだろう。

謝罪と受け止めている人が多くいるが、どこに謝罪の意図が感じられるのだろうか?「沖縄と共に悲しんでいます」「沖縄の為にお祈りしています」とあくまで、自分とは関係ないという彼らの真意が読み取れない日本人が多すぎる。

薄っぺらいアメリカ人は、自国の者が犯罪を犯したりしても、「悪い人はどこにでもいる」「同じアメリカ人と思いたくない」「私は彼らとは違う」と言いたがるのだが、いざアメリカが何か偉業を遂げた時等は、バカの一つ覚えの様に、USA!USA!と連呼するバカな国民性という事を知っておかなくてはいけない。

アメリカ同様日本人も、日本人がノーベル賞を受賞すると諸手を挙げて喜ぶ。それは同じ日本人として誇りに思うのだろう、それは構わないが、日本人が犯罪を犯したり、他国でバカな振舞いをした時に「同じ日本人として恥ずかしい」と思わなくなった。

日本人として誇りに思うのであれば、日本人として恥ずかしく思う事も日本人としての責任だろう。しかし、最近の日本人はこずるく、自分の権利ばかりを主張する軽薄なアメリカ同様の国となってしまった。

 

在日米軍基地がそもそもの問題なのか

沖縄県民の総意とは

ここで述べた通り、米兵の犯罪は表沙汰にならない部分も多くあり、沖縄県民は泣き寝入りしているという事実もあるのだが、まず我々が考えなくてはいけないのは、それが米軍基地があるから起こりうる問題なのかということだ。

日本人はとにかく「そもそも論」が好きな人種であるというのは周知の事実で、それは問題の根本を考えているという事ではなく、実際には自分に都合の良い話と繋ぎあわせているだけだということだ。

それを言うなら、女米兵が酒酔い運転で事故を起こした事件は、酒が大きな原因のひとつなのだから、米兵・軍属は飲酒を一切禁止すれば良いが、そこに触れないのはなぜなのだろうか。

こういう問題が起こると必ず、「米軍基地はいらない」という人達が現れる。

確かに在日米軍基地が無くなれば、米兵が起こす事件は皆無となるだろう。しかし、それが現実的ではないという点を無視してはならず、ならばどうすべきかという点をしっかり考えなくてはいけない。

どちらに転んでも在日米軍基地が無くなる可能性が無いのであれば、どうすれば米兵の犯罪が減少するのかを再検討する必要があるだろう。

沖縄の在日米軍基地では米兵や軍属が問題を起こすと、外出禁止令が出たり、飲酒禁止令が出たりするのだが、1ヶ月もすれば何事もなかったようにそれは解禁される。

こんな事は沖縄では何度もあることで、彼らがそれに懲りて態度を改めるという事を期待している県民は皆無だ。

ただのポーズとしか受け止められないというのが実際のところで、甘んじて米軍基地を受け入れている沖縄県民にとっては、何の誠意も感じない。つまり、そんな無意味な規制をし、表面上の罰を与え、日本国民、沖縄県民を丸め込もうとしているだけという事を知っておくべきだろう。

 

評価すべき政治家達

この事件を受けて、中谷防衛大臣が、アメリカのカーター国防長官と会談し、日本に駐留するアメリカ軍関係者の地位や犯罪の取り扱いなどを定めた日米地位協定について、対象者の範囲を見直す方向で協議を始めることで一致したとして、大きな一歩を踏み出した。

完全とは言えないが、これにより不良米兵・軍属への抑止力となる事に違いはない。

それとは反対に、この事件を利用し、在日米軍基地の撤退を主張する翁長知事をはじめとする政治家や市民団体は、人の死を利用して自分の主張を通そうとしているようにしか見えず、反吐が出る思いだ。

被害者の為に活動をしているように見えるかもしれないが、私からすれば、基地反対運動の良いネタを手に入れ、喜んでいるように見える。

強姦殺人事件に関して、米軍基地は全く関係なく、犯罪を犯したアメリカ人が軍属だったというだけであり、米軍基地とリンクさせるのは議論の飛躍で、その様に何でもかんでも米軍基地問題と結びつけるからこそ馬鹿扱いされる。

これらの事件に関して、沖縄の基地反対派も基地容認派も等しく怒りを覚えている。これは沖縄の真の総意だ。全てを基地問題と結びつけようとする左右思想者(革新だの保守だの聞こえの良い言葉で自称する連中を含む)は、沖縄を蚊帳の外に置いて議論しているに過ぎず、沖縄を無視している事を理解してほしい。

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