沖縄の不都合な裏事情

沖縄はなぜ本土と感覚が違うのか?沖縄が好きになり、移住する人も数年で帰っていくのは、双方が相手の現状や立場を理解していないからだ。

ナイチャー 沖縄事情

ダイビング業者と事故

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沖縄の観光産業で重要なパートがマリンスポーツ業界だが、ここも黒い噂は絶えない。

ダイビングショップの経営者は大半が内地の人が経営しているのだが、沖縄の海の事情をよく知らないで開業してしまっているショップが大変多い。

その中途半端な知識でダイビングショップ等を開業してしまうため事故が毎年起こっているのだ。

例えば石垣島を中心とした八重山では、年に必ず一度は事故が起こるのは何故なのだろうか?まず第一の問題は、地元の漁師に聞いた話だが、「海人でも潮の流れを覚えるのに数年かかるのに、昨日今日来たくらいで分かるわけがない。」と言っていたのが印象的だ。

八重山諸島の海域は大変潮の流れが早く、時に一気に潮の流れを変えてしまい、地元の漁師にとっても流れを読むのが難しい海域だ。

それを、「儲かりそうだから」という一心で素人に毛が生えた様なショップが多く乱立しているのが、事故の多さの原因だろう。

記憶に新しいのが、2005年に西表島から新城島に向けてシーカヤックを使って行くというツアーをしていたが、遭難し、親子、インストラクターの3人が行方不明になったというニュースを覚えている方も多いのではないだろうか。

このインストラクターはシーカヤック界では有名な人物だったらしいが、それでも帰ることができなかったのだ。

石垣など八重山諸島では、子供に「海は恐ろしいところだ。」と必ず教える。

海人でさえ同じ事を思っているのに、金儲け優先でこうしたマリンスポーツ業者が横行しているというのが、残念ながら事実だ。

それ以外にも問題はある。

内地のダイビング専門学校で卒業した者の多くは沖縄を目指すものが多いが、そのインストラクター達は薄給で使われ、すぐに辞めていく。

ほとんどの者が1年で辞めていくのだが、将来性もない薄給な仕事を生業とはできなかったのだろう、私は彼らと話し、労働条件の向上を経営者に訴えてみてはどうかと提案してみたが

「辞めたければ辞めればいい、代わりはいくらでもいる。というのが、本音ですよ。僕たちは結局使い捨てなんですよね。」

と言っていた。

次にこうした業者を利用する観光客にも問題がある。

特に先島等普段なかなか行くことができないような地域でマリンスポーツをする時、天候が多少悪くても、せっかく来たんだからと業者に無理を言って船を出させるケースが多くあるようだ。

確かに、悪天候ではキャンセル料も取れないため、業者は客がそう言うならと船を出す事があるそうだ。

これは客、業者双方に問題があるだろう。

なぜ沖縄でマリンレジャーの事故が多いのか?それは絶対数の問題ではなく、利用する側と提供する業者に問題があると言える。
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