沖縄の不都合な裏事情

沖縄はなぜ本土と感覚が違うのか?沖縄が好きになり、移住する人も数年で帰っていくのは、双方が相手の現状や立場を理解していないからだ。

ナイチャー

ナイチャーとは酒を飲みたくない

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上司とは酒を一緒に飲みたくないという若い世代が増えてきて、大学生ノリの飲み方しかできない人が増えてきている。

それはそれで仕方のないことで、オッサンの機嫌を取るためだけの飲み会なんて何で行かないといけないのか、それでいて割り勘とか頭がオカシイのかと思ってしまう。

先輩と同席し、シラフでは言えないことをざっくばらんに後輩に伝える。

これが酒を通じて行うコミュニケーションだが、これができる人が上の世代にも下の世代にもいなくなっている。

 

酒の席はその人の社会人としての経験値

酒の注ぎ方、乾杯の仕方、席順等を親が教えてくれるだろうか?

それは社会に出て覚えることであり、親が根絶丁寧に教えることはないだろう。つまり、酒の作法とはその人の人生の経験値と言って良い。

酒の注ぎ方にしても、片手で継いだり、受ける側が片手でというのは非常に失礼なのだが、それが「失礼」と感じない人が多い。

乾杯の時、目上の人より飲みくちを下げてグラスを合わせるのが当然のマナーだが、これができる人も少なくなってきた。

こんな簡単な常識がナイチャーはほとんど理解していないし、それが失礼だとも思っていない。

例にあげれば、沖縄のキャバクラ嬢を見れば良い。沖縄出身のキャストは乾杯の作法を知っているが、内地出身のキャストはそれすら知らないものが多い。

沖縄でこれを先輩後輩の間柄でやると結構怒られる。

ナイチャーはよく、「沖縄は上下関係が無い」とか言いたがるが、実際には雁字搦めの上下関係に支配されている。

 

ウットゥはシージャーを尊敬しなくてはいけない

ナイチャーが勘違いしがちなのは、沖縄の人間が喋る言葉がタメ口に聞こえるため、それが上下関係が無いように見えてしまうことだ。

しかし、沖縄には明確で非常に厳格な上下関係があり、後輩は先輩に対して絶対服従、逆らうことは許されない。

後輩という言葉を沖縄の言葉に直せば、「ウットゥー」であり、これは漢字にすると「劣人」、先輩「シージャー」は「強者」だ。

こうすれば沖縄での上下関係が自然と理解できると思う。

厄介なことに、シージャーは絶対的な存在であり、通称「シー権」というものも存在し、先輩であれば何でも許されるという文化もある。

 

飲み会の席にナイチャーを連れていく危険性

ナイチャーと知り合い、良い奴だなと感じても、自分の先輩がいる席にナイチャーを連れて行くのはかなり危険だ。

ナイチャーは乾杯の作法も知らず、注ぎ方も知らない者が大半で、いつまで経っても自分はお客さんだと考える者が多い。

ナイチャーだろうが何だろうが、年下であればウットゥーであり、先輩に対しての礼儀が必要だが、ナイチャーはそれを知らず、自分で気づいていないかもしれないが非常に失礼な態度にとられることがある。

そんな時、どうなるかといえば、飲み会の後、そのシージャーは後輩を呼び出し、「何か?あれは?」とナイチャーを連れて行った後輩が責を負う。

飲みの文化やマナーが衰退した内地では普通のことでも、沖縄では非常に失礼にあたると理解する必要があり、周囲に迷惑がかかることを知っておく必要がある。

 

酒のマナーは日本だけが劣ってきている

乾杯の作法、これは社会人としての第一歩で、コミュニケーションを作るための大前提なのだが、日本はすでにかなり後進国といえる。

目上の人と乾杯をする時、酒をつぐ時、両手でそれを行わないのは現在日本だけではないだろうか?

後進国のタイでもそれは一般的であるし、中国や韓国でも至って普通のことだ。

単純に日本のマナーが悪いという意味ではなく、それまでやってきていたことをしていない為だということで、単に無知な人間が増えたということだ。

日本は酒の文化が非常に発展した国と言えるが、酒のマナーはどんどん落ちぶれている国といえるだろう。

素晴らしい文化を継承してきたからこそ現在の日本という国が成り立っているのにもかかわらず、それを継承できない事が日本の問題ではないだろうか?

 

日本ではできない事にたいする理由で「面倒くさい」という言葉を選択しがちだが、この言葉を吐いた人間に誰も教えたくないのは当然の事だろう。

その人の社会での経験値を見る指針になるのはこうした飲み会の席だろう。マナーも作法も知らない人間を取引先との飲み会の席に連れていきたいだろうか?

「面倒くさい」という人間は社会で出世もしなければ、社会人としても満足に認められないという事を知るべきだ。

「面倒くさい」と考えるのであれば、日本はマナーも礼儀も無い最底辺の国に落ちぶれるのが当然ではないだろうか。

沖縄は日本において経済的に劣っている地域だが、礼儀作法に対してはある部分で非常に優れており、日本人として忘れてはいけないものを今でも持っている。

その一部分だけを切り取れば沖縄はナイチャーよりも優れた可能性を秘めていると言って良いかもしれない。

-ナイチャー

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